アイスホッケーU20日本代表チーム、ディヴィジョンII優勝

試合結果:日本 5 (3−1、0−1、2−2)4 リトアニア

アイスホッケーU20 ルーマニアルーマニアのミエルクレア・チェクにて開催されていたU20世界アイスホッケー選手権ディヴィジョンIIにおいて日本代表チームは最終リトアニア戦に見事勝利し、金メダルを獲得!来期ディヴィジョンIへの昇格を果たし、昨日(12月23日)全員そろって無事成田に到着しました。

最終日の日本対リトアニア戦は、この試合に勝ったチームがトーナメントの勝者となる事実上の優勝決定戦。張りつめた緊張感の中、両チームとも試合開始直後からスピード感あふれるホッケーを展開、お互いに一歩も譲らぬまま攻めつ守りつの非常にレベルの高い攻防戦となりました。緊迫した展開の中、先に均衡を破ったのはリトアニア。第一ピリオド8分01秒に日本のゴール前の隙をついて1点を先制。先に点を取られ、嫌な雰囲気が漂ったのもつかの間、この日の日本はすぐに点を取り返します。

先制点を奪われてから僅か40秒後、この試合初めて迎えたパワープレイのチャンスに、水内が決め、すぐに同点とすると、12分53秒にはお互い1人ずつをペナルティーで欠く4人対4人の中から、寺尾が決め2点目をもぎ取ります。 日本は第一ピリオドの終了間際18分34秒には斉藤(健)が3点目を決め、3対1で第一ピリオドを終了しました。

続く第二ピリオドは、疲れからか次第に足が止まってきた日本のゴールをリトアニアの激しいシュートが襲います。日本はDF、FW、GKが一体となって固い守りを見せますが、13分22秒、ついにリトアニアに追加点を許し、3対2。日本はその後反撃に転じ、幾度か惜しいチャンスを作るものの、得点を挙げることができないままこのピリオドを終了。

アイスホッケーU20 ルーマニア1点差で迎えた第三ピリオド。「走って守って攻める、日本のホッケーを最後までやり遂げよう!」日本チームは控え室で最後のミーティングを行い、全員の気持ちを一つにして最終ピリオドに臨みました。選手もベンチも一丸となって、全員が声を掛け合って互いを励まし合います。開始直後に得たパワープレイの中、相手の一瞬の隙をついてDFの裏側に寺尾が飛び出し、逆サイドからも田中がドライブ、ゴール前での寺尾からの絶妙のパスを田中がゴールに叩き込み、待望の追加点をあげ4対2とします。

しかし、リトアニアも粘り強い攻撃を見せ、14分02秒にはついに日本から3点目のゴールを奪い、再び4対3と1点差に追い上げます。1点差に追いつかれても日本は動じませんでした。尻上がりにスピードを上げる日本チームは、1点を取られた直後の15 分02秒、松浦のシュートでリトアニアを再び2点差に突き放します。このまま試合終了かと思ったのもつかの間、リトアニアは最後の執念をみせ、18分56秒、日本のクリアーミスをついて三度1点差に食い下がります。

最後はゴールキーパーを上げ6人攻撃に転じるリトアニア。しかし日本のDF力が一歩勝り、日本は最後の1点を守りきり、試合終了のブザーが鳴りました。

ブザーと同時に全員がベンチを飛び出し、氷上で抱き合い、お互いの勝利への貢献をたたえ合いました。最後まで両チームとも全力を出し切った、「しびれる」ような最高の試合に勝利し、日本は見事優勝をもぎ取りました。

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