アイスホッケーU20日本代表チームの現地からのレポート第二弾(2008/12/10)

アイスホッケーU2012月10日(水) フッセンでのキャンプもいよいよ終盤に差し掛かってきました。

ここのところどんよりとした日が多かったのですが、昨日はきれいな青空が広がり、白一面の町の模様とあいまってとてもきれいでした。
昨日あたりからスーパーではクリスマスツリー用のモミの木が売り出されたり、家々の窓にはクリスマスの電飾が飾られたりして、町はだんだんクリスマスの雰囲気を醸し出してきています。

リンクでは、ドイツやベラルーシュ、日本のチームが練習している横で、子供たちがアイスホッケーの練習をしていました。

ちびっこ達なりに真剣にパックを追いかける姿に思わずスタッフもほほが緩みました。
(フッセンのスケートリンクはカーリング用のミニリンクをいれて3面もあるのです!ザンボが通れるトンネルがリンクの間を結んでいて、2台のザンボがリンク間を行ったり来たりしながら整氷作業をしています。さすが!)

アイスホッケーU20さて、わがU20 日本チームですが、本日はドイツのチームとの練習試合を行いました。
ドイツのチームには、ドラフトにかかり来シーズンからNHL入りする選手が 2名いたり、ドイツのプロリーグでプレーをしている選手がいたりと、個人個人としてはスキルの高いチームです。見るからに平均身長も高く、リーチも長い相手にどのように戦うのかを楽しみにしながら試合を迎えました。

「さすがに、当たり負けするかな?」

と思いながら迎えた第一ピリオドでしたが、なんと最初からガンガンとボディーチェックをしかけていったのはわが日本チームでした。

そして1Pの8分31秒には寺尾、松浦、山内の3人が絡んで先制点をゲット! 1−0で日本リードのまま1Pを終えました。
2Pからドイツはセットを変え、ゴールキーパーもチェンジし、コーチの顔色も変って、スクランブルモードに突入している感じでした。それでも日本は果敢に攻撃を仕掛け、ショートハンドも冷静に守り、互角の戦いを繰り広げました。 2Pの10分19秒にドイツチームに一点を返され、1−1の同点で2Pが終了。迎えた3P、先に攻撃の口火を切ったのは、またまた日本でした。 7分24秒に佐々木のゴールで2−1と試合をリードし、なんと13分過ぎまで日本のリードが続きました!

試合の終盤、さすがに大きな選手とのフィジカルなプレーで疲れが隠せない日本チームの、ゴール前の一瞬のすきをつかれてドイツが1点をゲットし同点とされると、そこからドイツの怒涛の反撃が始まりました。疲れからか、集中力が若干落ちた日本チームに対し、ドイツチームは大きな体にものを言わせ、次々と力でねじ込むようなシュートを連発、結局6人攻撃でのエンプティーネットを含む5点を失い、試合は2−6でドイツチームの勝利に終わりました。

終盤に課題は残りましたが、体力やスキルともに非常に高いレベルのドイツチームと互角の試合が展開できたことは、世界選に向けての大きな自信となったと思います。明日はいよいよベラルーシュとの対戦です。ドイツキャンプも残すところあとわずか!

がんばれU20 日本代表チーム!

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